about

バッグや雑貨を中心に制作・販売している

ハンドメイドレーベル「add color」(アド カラー)です。

「日常に、彩りを。」をテーマに、

あなたの日常に寄り添い、彩りを与えられる

そんなアイテムを目指して制作しています。

現在は、地元・京都の呉服屋に自ら出向いて

買い付けた着物帯を使って作ったバッグ・雑貨をメインに制作しています。

着物帯との出会い

着物帯に直接触れたのは、まだ幼い頃でした。祖母はタンスにある着物たちをきれいに整理するのが習慣でした。

そして、その様子をよく目にしていた私は、幼な心に着物帯の持つ華やかさ、可憐さ、繊細さに心奪われるようになりました。

よく見ると、ひとつひとつまったく違う表情を見せる着物帯。デザインも織り方もひとつとして同じものがない着物帯の魅力を、現代のファッションアイテムと融合させ、少しでも多くの方に伝えたいと考えています。

制作へのこだわり

私たちのリメイクバッグは、熟練した作家の手によって一つひとつ丁寧に作られています。

帯をバッグにリメイクする過程には多くの手間と時間がかかります。帯の選定から始まり、クリーニング、裁断、縫製と続くプロセスは、すべてが手作業です。

このプロセスを通じて、私たちは帯が持つ美しさを最大限に引き出し、長く愛されるアイテムへと生まれ変わらせています。

エコフレンドリーな取り組み

私たちは環境に優しい持続可能なファッションを大切にしています。

現代社会において、大量生産と廃棄が繰り返されるファッション業界の中で、私たちは「再利用」というアプローチを選びました。廃棄される運命にあった古い着物の帯をリメイクして、美しいバッグを作り出しています。

着物の帯は、何世代にもわたって受け継がれてきたものであり、長い歴史と文化を持っています。しかし、多くの帯は時の流れとともに忘れ去られ、収納の奥底で眠るか、廃棄されることが多いのが現状です。

私たちは、そのような帯に新たな命を吹き込むことで、伝統を守りながらも、現代の生活に取り入れることができるアイテムを提供しています。

add color

バッグデザイナー

Kana

1984年生まれ。大阪市出身、京都市在住。

母の助言、「ミシンは一生ものの技術になる」を胸に独学でスキルを磨く。2015年、ファッションデザイナー兼パタンナーに師事し、本格的に洋裁の世界へ。女性用シャツをメインに展開し、シンプルかつ洗練されたデザインは、多方面から高い評価を受ける。

その後、京都を代表する某有名テキスタイルブランドにて縫製を担当。高品質な素材と向き合い、熟練の技術と丁寧な仕立てを徹底的に学ぶ。経験を積んだのち独立し、自身のブランド活動を本格化。

現在は地元・京都を拠点に、着物帯の質感・配色・時代性に注目し、それぞれの個性を活かした一点物のバッグを手掛ける。帯の選定から買い付け、デザイン、裁断、縫製、仕上げに至るすべての工程を一人で担う、伝統素材と現代的センスが融合する「add color」の中核を担う存在である。

メディアディレクター

Take

1980年生まれ。京都市出身、京都市在住。

出版社での長年の勤務経験を活かし、ブランドの世界観を伝えるクリエイティブ全般を担当。プロダクトデザイン以外の外部発信業務を広く担当し、ビジュアル設計からコンテンツ編集、媒体選定、スケジュール管理に至るまで、総合的なディレクションを行っている。

ウェブサイトの構築・運営から、SNSの企画・運用、チラシやポップ・ポスターの制作、商品撮影、動画編集、コピーライティングまで、伝えるための設計と実行を一手に担う。また、事業としての視点も重視し、集客導線やブランディング戦略の立案も並行して実施。表現と経営、感性と論理の間を行き来しながら、ブランドが長く支持されるための基盤づくりを支えている。

表現の一つひとつに意図を持たせ、商品に込められたストーリーや価値、ひとつのモノの奥にある背景、文脈、感性をすくい上げ、それを“伝わるかたち”に整えるを的確に届けることを信条としている。ブランドの世界観を守りながら、発信の戦略と美しさの両立を目指し、日々活動中。